使えない社員

今日、出先で完了すべき仕事をあと一歩で完遂できずに途中で挫折してしまい、事務所に戻ってきて人に指摘されるまでエンバグ部分に気づくことができず、しかも明日同僚を尻拭いのために出先に行かせることになってしまった(最後のは、明日僕に別の予定があるという事情もあるので、止むを得ない面もあるが)。
なんというかこのところ、自分が就いている職務を遂行するために最低限必要なモチベーションさえ不足している気がしてならない。業務をやる意欲にいささか欠けていることは上記の通りだが、職務を全うするために必要な技術的素養のキャッチアップにさえ、自信がなくなってきている。いまどきデザインパターンUMLもうろ覚えでしか分からないだなんて、職業倫理的に許されないことだろう。
そんな凹む思いをする日、出先までの往復の電車で読んだ本が三浦展の『下流社会 新たな階層集団の出現(ISBN:4334033210)』だったりするから笑えない。ちなみにこの本で言う「下流」とは、衣食には困らないものの、本人のやる気のなさゆえに低い社会階層に留まる人のことである。自分の私生活はこの本が描写する「下流」の様子にかなり当てはまるし、仕事でもなんとか正社員をやってはいるものの、「出世する気のなさ」のようなものが、前述のダメさとして顕れてしまっている。
そして本当に最悪なのは、これだけしおらしい反省文らしきものを書いてもなお、きっと明日以降も勤務態度が大して改まらないであろうことだ。