矛盾しているわたくし
昨日の僕は、とあるサイトを突然褒めるという所業に出てしまったわけだけど、これは、ここ数ヶ月のネット界があまりにも、コモエスタ坂本のいわゆる低度情報化説を裏付けているような気がしていて、Web技術の進歩によって人と人とがつながりすぎることによってこんな風になっちゃうくらいならば、あたかもWebのバージョンが1.0だった頃のままに行動して、そうやって各人(というか世界)の多様さを意識的に保つよう努力したほうが、世界がつまらなくならずに済むのではないか? という思いがあったからなのだった。misunderstanding君すみません、僕はあなたをダシにしちゃってます。
しかしこれは有体に言えばラッダイト的な態度*1であり、昼間の僕の職務とは相容れないものである。そもそも昼間の僕は、(はてなには掃いて捨てるほどいる)「ウェブ技術者」というやつであって、HTTPのリクエストヘッダの仕様とか、Ruby on Railsのマニュアルとかとにらめっこして生きている。そういう職業に携わっているくせに、それなのに、「別にネットの動向とか流行とかにこだわらない方が面白いサイトを作れるんじゃないの?」と思っちゃってるのだ。
これは、創造説を信じているのに古生物学者をやっていたり、原子力技術者なのに反原発運動に参加したりする*2くらい矛盾したことなのだと思わないでもない。しかし、その「矛盾」を解決することについては、全くのno ideaである。