今日もまた自分の稚拙さをデバッグできた

前回と似た調子の話をまたする。つまり、レビューという行為について、自分が長年抱いていた誤った認識が改まったという話だ。
レビュー対象を人に見せるというのは、「自分はこういう計画でものを作るつもりでいますよ」という約束を持ち出していることなのだった。
それにも関わらず、これまで、自分の担当部分はどこまでも自分の好きにできる、と漠然と思っていた。つまり、なんと、レビュー終了後の結果に自分が拘束を受けるという事実に、どうやら今まで気がついていなかったらしい。
また、レビュー物件の説明中、その場で自分が矛盾に気がついたからといって、いきなりその場で話の前提を変更するのはNGだということもようやく分かった。確かにレビュー対象というのは、指摘を受けて手直ししてもらうために存在している。だから、自分で指摘を出して直すのも、話の前提を含めて全然OKだと思っていた。しかしレビューというものが、上述の通り「自分から約束を持ちかけること」なのだとすると、自分の言ったことを一分に一度反故にしながら話を進めるというのは、チェックが甘いという以前に、レビューに招いた人たちをそのたびに裏切っていることになっちゃうのだ。
プロジェクトがハードなおかげで、周りに迷惑をかけながらとはいえ、こうやって自分の身勝手さが次々と明るみに出され、少しずつ「大人」に近づくことができている。