恋心の隠蔽、あと性欲の隠蔽も

また、僕は中学以来、自分に恋心とか性欲とかがないふりをするのが常だった。そうすると以下のような感情を抱くことが可能になるからだ。
「クラスメイトの愚民どもはそんな浅はかな感情につき動かされているが、自分はそんなのに動かされない聖人君子(のつもり)だから偉い。そうだ、僕をいじめそうな奴らはなぜだかみんな浅はかな感情の奴隷だ。ざまあみろ。それに『男が女を性欲の対象としか考えないのは困ったものだ』ってママの読んでた雑誌に書いてあったもんね。わーい、僕はフェミニストだ。偉いぞ」