2004-01-03から1日間の記事一覧

悪しきプライドの保存

こうしてみると、僕は約15年もの間、何と下らないプライドを必死こいて守ろうとし続けていたんだろう……! 思春期の脆弱な自我を守るために変な決まりごとを山ほどこしらえてしまった気が非常にしてきた。 ああ。もうやめる。自分の変だった価値観はネットに載…

恋心の隠蔽、あと性欲の隠蔽も

また、僕は中学以来、自分に恋心とか性欲とかがないふりをするのが常だった。そうすると以下のような感情を抱くことが可能になるからだ。 「クラスメイトの愚民どもはそんな浅はかな感情につき動かされているが、自分はそんなのに動かされない聖人君子(のつ…

不易と流行

流行り廃りのないものだけが学ぶに価する、流行なんて全部軽蔑して無視していればいい、と中学くらいから思うようになってしまっていた。流行は覚えた先から廃れて何度でも覚えなければならないが、不易のものは一度覚えれば一生そのままでいい。だから自分…

適用除外

自分だけは人づきあいの普遍的な法則(そういうものがあるとして)の適用を受けないに決まっていると決め込んでいた。 だってこんなに標準から離れた変な奴なんだもん、って。

内省終わり←終わらなかった

これで帰省スペシャルの痛い内省シリーズをひとまず終了します。どなたかがこれを読んで参考になったり救われたりしたら嬉しいです。 すみません、帰省から帰ってきましたが、まだ言い足りないのでもうちょっとだけ続けます。

僕に筋肉がつかなかった理由

僕はたったの7つか8つにして、あまりに早々と運動が得意になるのを諦めていたことを思い出した。きっとそのせいで、背筋をまっすぐさせるのに必要な筋肉や、ダーツを投げるのに必要な筋肉(id:another:20031208参照)さえ、生まれてから一度たりとも持ったこと…

厳父について

僕の父は、手違いとか行き違いということについて、むやみに不寛容な人物であった。いや、ある。殺しちゃいけない。 世間の大抵の人は、日常生活で発生する手違いの発生率が1%程度だったとしても、とりわけ何とも思わずやり過ごしている。しかし父には、それ…

姫野カオルコ

小説とかちゃんと読もうと初めて去年の夏に思ったとき、まっさきにアンテナにかかった作家は、姫野カオルコだった。変に倫理的だったせいで恋ができなかったというのは全く自分そのものだった。でも数冊読んで、この人は未だに自分の体格が大きすぎるという…

ぶはは。キーワード「性交」からのアクセスが20、「射精」からが9。おまえらスケベすぎます。

僕がフィクションを読まなかった理由

「おまえは小説とかから色恋について学ばなかったのか!?」という質問を電波で受信したので回答します。 僕にとって読書とは、ただひたすら知的好奇心を満たす、あるいは笑いを求めるための行為でありました。前者には評論やあらゆる種類の専門書、およびある…

恋心の隠蔽

「自分の恋心を、少なくとも本人に打ち明ける前は第三者に知られてはならない」、そういう奇妙な思い込みが自分にはあった。だから、恋の悩みを人に相談するなんてこともやったことがなかった。第三者に恋心が漏洩しては恋心の純粋さが汚れてしまうような気…