モーヲタの発見

これも当時のローカルな日記からの転載(一部加筆修正あり)です。モーヲタの皆さん*1は読むときっと気分を害しますので注意して下さい。いい? 注意したよ?

モーヲタという存在って、なんかアニヲタとかと同列らしいぞ。そう、メジャーな芸能人を対象にしてさえ、オタクは成り立つものだったのだ!

最悪の意味で偏狭なオタクだった俺は、「モーニング娘。のファンは通常の芸能人のファンだから皆一般人==向こう側の人間、ヲタと呼んでるのはなんかの冗談。ただしいわゆるアイドルヲタは、愛情がマイナーなアイドルにしか向かないから同志」と信じていた。しかし、全然そうではなかったみたいなのよねー。

ていうかアニヲタかつモーヲタという人もけっこう多いみたいらしいし。それさえちょっとショック。僕のこれまでの信念に基づけば、アニヲタとモーヲタは排反しあうに決まっていたからだ。オタクとは通常の流行を全て拒絶する人だと理解していたのだ。なのに、それを平気で両立させている人々!

「芸能界を全く拒絶して生きるのはやめよう。そうだ、とりあえずモーニング娘。の顔と名前くらいは一致させてみよう」と思った矢先、実はモーニング娘。はとっくに国民的アイドルの位置を退き、むしろ一部のオタクの占有物といってもいい状態になっている、という事実に気づいてしまったのだった。ていうか、モーニング娘。が国民一般の話題になり得た時代は、とうの一昨年くらいに終わっていたらしいのだ。

あと、Kinki Kidsが関西弁で喋ることさえ、つい昨日まで平気で知らなかったし。だから近畿を名乗ってたのね、なんて超今さら。

これは単に「芸能界に興味がない」だけでは決してありえない事態で、本気で芸能界の話を全力で拒絶する意志がないと達成不可能なことだ。僕がこうした状態を、本当にスノッブ根性だけで続けてこれたのだとしたら、逆に自分を褒めてあげてもいいかもって、ちょっと思ったよ。

でも僕は、どうしてここまで徹底的に芸能界を忌避しまくって生きてこれたんだろう?確かに中学の頃、「流行のことなんか全く分からないガリ勉くん」というキャラを不必要に買って出てしまったのは事実だ。でもさ、そんなキャラ立てって、普通、10年以上持続する? 「芸能人の名前は理想的には一人も知らないのがカッコイイ」と考えて、どんな歌が流行っても、どれが誰の何という曲なのかを覚えない努力を続ける??

やっぱ自分は、めちゃくちゃいびつな世界観を持ってたんだなあ。

*1:なぜはてなユーザーにこんなに多いのかは謎だが、それはとりあえず別問題。