振り回される人たち

自分が少なからず尊敬しているオンラインの人が、他愛もないフレーミングの当事者になっているのは悲しいものだ。日ごろ書くものの質も高く、僕を示唆するところ大の人が、いつもの理性をかなぐり捨てて荒々しい感情を剥き出しにしていると、「はやく普段のあなたに戻ってください!」と叫ばずにはいられなくなる。そんな例を立て続けに見てしまった。


でも、そうやって心を痛めるあまりに、自分の実生活がおろそかになるのはどんなものだろう? 誤解を恐れずに言ってしまえば、要するにそんなものは第三者同士の喧嘩に過ぎない。それのせいで自分の本業の作業効率が落ちてしまうというのは、何かがおかしくないだろうか? 僕の心は弱すぎるのではないか? 感情に流されるのは画面の向こうの人たちだけで十分ではないのか?
あるいは、僕の保つべきネットとリアルのバランスは崩れていやしないだろうか? きっとそうだよ、ブラウザなんか閉じてきりきり働けばいいんだよこん畜生。