父との会話で感じた違和感

医学検査に100%の完璧な安全性を求めてしまう態度。言い替えれば、リスクを定量的に考えないこと。その検査の失敗による死亡確率なんて、話を聞く限りでは、一日じゅう街を歩いたときに車にはねられて死んでしまう確率より低いのに。父もまた、何もかもが安全だった(と誰もが信じていた)時代の子だったのかと少し失望。このリスク多き現代にそんな考え方をしてたのでは何もできなくなってしまいそうだ。それとも単に、加齢による自然な保守化?
いや少し違うかも。父が医者に求めているのは、「99.999%まで安全なことが保証できます」みたいな科学的な言説ではなく、「絶対に間違いなく安全です!!」みたいな力強い「救いの言葉」なのかも。医者が提供すべきものは科学かそれとも救済か?