蔵書とアイデンティティ

去年に引越ししてこのかた、蔵書の殆んどは段ボールに入ったままで、開けて読もうという気にもあまりならない。昔は蔵書が自分のアイデンティティのうちにそれなりの要素を占めてたはずなのに、今では執着がかなり薄れてしまった。明日蔵書の詰まった段ボールをごっそり失っても、それほど悲しまない気がする。そんな風でも会社は勤まってしまう、と言う事実があるからかもしれない。業務に関係のないことは、本当に関係がないのだ。そんなふうにして、改めて自分が何者だか分からなくなりつつある今日このごろ。
このエントリは「オタクと掃除と発言小町 - 雀の渡世」にインスパイアされました。暗めの話ですみません……。