「氷結 糖質50%オフ」より「氷結ZERO」の方がカロリーが高かった
同じ会社が「氷結 糖質50%オフ」と「氷結ZERO」という二種類のチューハイを売っていれば、当然後者の方がカロリーが低い、と誰もが判断するはずである。しかし、実際にはそうでないことを発見した。
「氷結 糖質50%オフ 早摘みレモン」の缶には、「350ml当たり栄養成分 エネルギー…116kcal」と記されている。一方、「氷結ZERO グレープフルーツ*1」には、「100ml当たり栄養成分 エネルギー…37kcal」とある。計算すると、「氷結ZERO」350ml缶のカロリーは、37kcal×3.5=129.5kcalということになる。ええっ、糖分のない方が、ある方よりカロリーが高い!!? どういうことだキリンビールよ? 単位を変えてあるのは、もしかして単純に比較させないため? 姑息な!
……種明かしはアルコール量にあった。「氷結 糖質50%オフ」のアルコール度数が4%である一方で、「氷結ZERO」のそれは6%だった。「氷結ZERO」のカロリーが全てアルコールに由来するものとし、かつ「氷結ZERO」の度数を4%に薄めた350mlの飲み物を仮定すると、そのカロリーは129.5kcal×(4÷6)≒86.3kcalとなり、ちゃんと「氷結 糖質50%オフ」のそれより低くなる。そして「氷結 糖質50%オフ」が含む糖分がおよそ30kcalであることも計算できるのであった。
とはいえ、糖質50%オフを謳う商品より、糖類ゼロと言ってる商品の方がカロリーが高いというのは、やっぱり腑に落ちない。
*1:本当はレモン味で揃えるべきなんだけど、買ってきたものがこれだったので勘弁してください。