一連のキーワード改革について

どうやらはてなは、なんとかしてキーワード編集者の評定制度を導入したい、そしてそれがキーワードの質的向上への道だ、と考えているようだが、それはかなり的外れな発想かもしれない。以下、まとまりのないままながら、箇条書きで。

  • まず、個々のキーワードに固有の編集者(たち)がいるという前提がWiki的ではない*1。確かに解説文の編集履歴にidは残るかもしれないが、あくまで解説文は はてなユーザーの共有物であるはず。
  • キーワードの編集が起こるたびに内容スコアをリセットするのでないと筋が通らない気がする。でもそうすると、リセットのためにわざと編集する者が現れかねない。
  • 出来の悪い(内容スコアの低い)キーワードを改善するのが専門の人がいた場合、そういう人の評価点が低くなってしまう。
  • キーワード編集者が十分に自己満足の人ならば、どんなに低い評価を突きつけられても全然応えないような気がする。
  • 悪い評価点を何としてでも与えなければならないほど悪質な編集者が果たして現存するのか?
  • そもそもキーワードの解説文として何が適当かという価値観の違いは、一次元のスカラー値で序列化できる問題ではないのではないか?
  • ランキング上位に載ることを狙ってキーワードを濫造する輩の出ることを懸念する声があるようだが、それはないような気がする。編集回数上位者は賞賛よりもむしろ陰口で迎えられることが先日確認されてしまっている。ただし、内容スコアランキングについては、この限りでないかもしれない。