アナロジー

長いこと社会主義を生きてしまったロシア人は、健全な商売とヤクザな商売との区別がつかないのだという。ロシアにマフィアがはびこっているのは、それが一因でもあるらしい。
それと同じように、僕には、女性への正当なアプローチとセクハラとの区別が未だにいまいちついていないところがある。どちらも一緒くたにして「自分がやることではない!」と拒絶していた過去が未だに尾を引いているからだ。しかし、区別していないという点では、世のセクハラオヤジたちも、あるいは同様なのではないか?
表にしてまとめるとこうだ。

味噌健全な商売女性への正当な
アプローチ
ヤクザな商売セクハラ
味噌と糞とを
区別せずに拒絶
ソビエト体制かつての自分
味噌と糞とを
区別せずにコミット
マフィア資本主義セクハラオヤジ
味噌と糞とを区別して
味噌にコミット
健全な資本主義*1なりたい自分

我ながら乱暴な表だな。しかも「区別」といっても、境界線はものすごく灰色っぽいようだし。


……こういう理屈ばかり考えてしまう、業の深いわたくし……。

*1:名辞の矛盾じゃない? という声も聞こえたが、とりあえず無視。