communication

対話モードのときはスタックを使うな

例えば相手が1, 2, 3を順に指摘してきたとき、1をいったん飛ばして2と3を並行処理とか、そういうことをしてはいけない。それは相手を不安にさせたり憤慨させたりする行為である。 自分としては、1はちゃんとスタックに積んであって、決して忘れたわけではな…

うまくまとまらないまま記します

「かわいそう」とは、人間の取り得る諸々の感情のうち、最も警戒すべき感情である。なぜならば、「かわいそう」を第一の動機とした行動は「悪性の善意」に陥りやすく、残念な結果をもたらすことが非常に多いからだ。

「趣味でつながろう」なんて考えたことがない

「高校まで話の合う人が周りにいなかったけど、大学になってはじめて自分の同類に出会って感激した」。その手のお話を、僕は何度となく目撃してきた。 でも僕は、上のような感激をしたことがない。なぜならば僕は、「自分の趣味」とは「自分が勝手に興味を持…

未だに「遊ぶ」ってどういうことだかよく分かりません

d:id:bluede:20070417に強い共感を覚えたので記す。 あまり裕福ではない家に生まれ育ち、bluedeさんと同じく「自分には金がない」という意識が強すぎたため*1、僕も学生時代のときには、いわゆる「キャンパスライフをエンジョイ」(笑)のような価値観からは距…

僕自身の外観がイケてないと感じているせいでつい萎縮してしまい、そのせいで人に声をかけづらくなっているというのならば、面倒くさがらないでとっとと外観を向上させればいいのに。

今日の反省

「損をかぶるのが自分だけならば、いくら仕事の手を抜いても構わない」という考え方は、間違っている。 そもそも会社の職務に「自分のもの」などない。それはあくまで会社のものを一時的に預かっているだけであって、いつかは必ず他の人に引き継がせる必要が…

いま話をしている相手を不安にさせたり、相手からの評価をいたずらに下げるようなことを言わないことは、自分の過去の思考過程に嘘をつかないことよりも優先させるべきことらしい。思考過程のような公表していないことに関しては、嘘をついても罰は当たらな…

だから、馬鹿正直は美徳とは限らない

会社で提出する書類に謎の数字を書く欄があって、よく意味が分からないまま適当な数字で埋めたところを上司に突っ込まれた。しかしここでいけなかったのは、適当に数字を埋めたこと自体より、その場の即興・でっち上げでいいから、その数字で埋めた理由を上…

罪悪感を行動に変換する

「ああ、僕がふがいないせいで、またしても彼ら同僚の貴重な労働時間を奪ってしまった。自分さえしっかりしていれば、こんなことは起こらなかっただろうに。本当に申し訳ない」 でも、そんな思いを抱く暇があったら、具体的にしっかりするような行動をした方…

新しいルール

過剰な自虐・卑屈に走ることによって、相手を引かせたり不安がらせたり人格を疑わせたりしてはならない。 それは相手との信頼を自ら破壊する行為である。どこまでも自分の非を明確にし続けていくことだけが誠実さを示す方法だと思ったら大間違いだ。 これま…

それは名誉ある行いではない。単に自分を貶めているだけだ。

自分の意思とか主張を通すことが苦手だ。*1いつも余分に人に譲歩してしまう。本来そういうことを訓練しているはずの10代の間(あ、20代の大部分もか)ずっと、「一人でいること」を選ぶことによって、また、ほとんど無意識のうちに周りの人間の90%以上を軽蔑す…

いい人すぎると逆にむかついてしまう

言動に毒気がまるでなく、何事にもまっすぐな感慨を抱く人に出くわすと、却ってむかついてしまう自分に気づいてしまった。「いちいち素直に感心してるんじゃねえよ、おまえ」みたいなツッコミを内心で入れてしまうのだ。

「誰にでもできる話題」

想像以上に多くの人が「恋愛の話題は誰にでもできるがゆえに下等な話題」と位置づけているらしい。自分にとって恋愛談義は希少価値があるのだけど、世間的には全くそうではないらしい。ああそうか、ブロガーにとってのブログ論のような扱い?

決断しない、即、迷惑

責任のある役割に就くと、たとえ自分がno ideaな案件についても、どちらかに倒さなければならないケースは非常に多い。そこでいちいち逡巡してしまう自分は決断力がなさすぎる。リアルで意志を通すのはネットで意思を通すのよりはるかにエネルギーが要るし、…

マニアックな知識はそれを追い求めること自体が楽しいのであって、それを使って人とつるもうという発想は、自分にはいまいちピンと来ない。

一人でいるとき、「ああ、ここで隣に女の子がいれば楽しかったりするんだろうなー」みたいなことはしばしば考えるんだけど、それは漠然と思うだけで、「特定の人とどうしても一緒にいたい!」という切実な欲求にまでは至らないから行動につながらない。でも、…

陰口くん >> おかしな人

何が嫌かといって、身内におかしな人が現れると、嬉々としてそいつの陰口を叩きたがる奴が必然的に現れることだ。陰口くんの存在比は、その原因であるおかしな人よりも確実に多いから。おかしな人も確かにうざいが、誰もがうざいと感じている人の陰口をこと…

オレ倫理

「anotherさんは考えた上で最悪の選択をしてしまう人だ」と言われたことがある。確かにそうかもしれない。頭に血が昇ると、どうしても「最悪の(自分が最も損をする)選択をわざと選び取ることこそが倫理的だ」と僕は考えてしまいがちだ。(でも、どうしてそれ…

いや、だからさ

こないださる所から「安全」とか「小動物」とか「愛玩されてる」とか指摘されて微妙に凹みぎみなところに、どうしてdebedebeくんは「バトンを気安く回せるキャラ」とか言ってバトンを送りつけてきますか。やっぱり僕はなめられキャラなのですか。そりゃ確か…

ダメ出し

「好みのタレントあるいは好みのタイプ」というのは、どうやら初対面の人物に対する極めて普遍的な質問らしい。しかし、芸能に関する知識を僕が拒否することはもはやないものの、相変わらずその種の情報に自分から接することをしないし、また、自分の好みの…

条件づけされていない

行動が遅きに失しているかもしれないが、ようやくさる所にメールを出した(cf. id:another:20060612:1150116111)。 ここまで僕の腰が重いのは、「こういう行動を取るとこんないいことがある」という因果関係が、まるで学習できていないからなのだろう。そもそ…

望まない会話

同僚数人でのダベリが、とある人の陰口に発展してしまった*1。そんなとき、あるいは一般に、会話の空気が自分の嫌いなものになってしまったとき、いつも僕はふいとその場から離れたり、積極的にそっぽを向いたりして、もうそれ以上会話に参加することをあか…

謎の反省会

「チャンス」というものは本当に予告なく突然に訪れるものであることを実感できた。(でもそれは大抵解散間際に訪れるものみたい。) 「チャンス」に出会った場合、絶対に躊躇せずに飛び込むべき。今日みたいな気後れは最後にしたい。 が、そこで「なんで帰っ…

「発言をしない者はネットでは存在しないも同然」というけど、実はリアルでもけっこうその通りだったりするよね。例えば会議とか。

諸君、深読み回路を切れ。いますぐオフにしろ。深読みを誘うような記事であっても深読みするな。深読みはときに人を不幸にする。無論この記事についてもだ。

ネタ/ガチ

自分はガチのつもりでやったのに周りからネタ扱いされることを、自分の側から訂正して回ることはできない。 しかし、自分がガチのつもりでやったのならば、あとで自分から「あれはネタでした」と言うものではない。

悪態と馴れ合いのトレードオフ

著者が好き放題悪口を言う自由を優先させるために、非友好的な態度を貫くブログというものがある。悪口がエンタテインメントとして完成されているものから誰が読んでも不快になるものまで、芸の達者さはピンキリだが。 しかし、そのような非友好的態度によっ…

かわいそうなことを言ってますね、この人は

僕にとってネット活動とは、内面的なひねくれを解消して、堂々とひなたを歩ける人間に、なるとは言わないでも近づくためのリハビリテーション。あるいは、リアルタイムでやり損ねた青春を、無理矢理やり直す試み。でも、そもそも、そう思う人がはてなを選ぶ…

中等教育で、スポーツはスクールカーストと結びつきすぎている。大人になってはじめて、スクールカーストの桎梏とは離れたところでスポーツの楽しさに目覚めるという可能性は大いに開発されるべきだ。

ネットが対面コミュニケーションに及ぼす悪影響二題

会話の遂行に不都合が出る ネットにおける意思伝達の方法は、圧倒的に文字を介して行われる。Podcastingなどもあるとはいえ、それは例外に留まっている。文字情報を読解する速度は各読者の裁量に任せられ、難解な部分は何度読み返してもいいし、文脈が紛れた…