右翼のコメディアン

昔考えていたことを唐突に思い出したので書いてみる。
ラッシュ・リンボーという人の話を初めて聞いたとき、「コメディアンと右翼が両立するだなんて!!」という衝撃を受けたものだ。コメディーとは現状を風刺≒批判するものであるから、コメディアンとは定義上、多かれ少なかれ左翼的であるはずで、それが右に寄っているとは、端的に言ってありえないはずだ、と。
しかしこれについては、「現状を批判するもの=左翼」という当時の僕の規定が正確でなかっただけなのだった。例えばソ連の末期には、バリバリの共産党員が保守派と呼ばれていたのだから。
それ以前に、ラッシュ・リンボーをコメディアンに分類するのが変かなあ。でも『alt.culture』で初めて見たときには、そういうカテゴリの人だと紹介されてた記憶があるぞ。