キーワード削除投票システム案

id:hatenadiary:20050112:1105486059に関して、主に実務的な観点からいくつか。思想上の問題点については、他に優れた考察がたくさんありますのでそちらに譲ります。

  • 「100人以上が投票していてスコアが5未満」という条件は、現実的にまずありえない。また、誰か数人が強硬に抵抗する事態を考えると、票数99までのときは全員が「リンク不要」にしていないと削除できないというのは厳しすぎる。キーワード削除を自動化するのならば、スコアリングの現状からいって、「投票した人数に関わらずスコア10未満で削除」くらいが適当か。
  • 削除へのしきい値の設定を適切にするならば、誤爆可能性が特にひどいキーワードは割と簡単に消えてくれるようになるので、誤爆対策自体の手間を減らせることが期待できる。
  • キーワードのスコアが削除の要件を満たしたとき、これまで通り、注意を促すためにメールで関係者に通知が行く仕様は残しておいてほしい。
  • ついでに、登録の時点でスコア100はないだろう、と思いながらキーワードを作ることもある身としては、現状のように、投票にあたってゼロかイチかの二択しかないのは辛い。せめてJAN/EANのページでやっているような、5段階くらいの評価ができるとよいと思う。
  • 削除されたキーワードの「作り直し」について、何らかの対策が必要。例えば、削除されたキーワードを再び作ると以前のスコアが引き継がれ、作成と同時に削除予定になる(ただしこの場合通知メールは以前のキーワード関係者には飛ばさない)、とか。こうすると、削除されたキーワードに固執する者を思いとどまらせることができるほか、過去に削除された経緯を知らない者が問題のキーワードを再登録したとき*1に、そのキーワードにかつて何らかの問題があったことを教えることもできる。
  • いま二重登録のキーワードを処分して気がついたが、手違いから多重登録されてしまったキーワード*2を片づけることが非常に困難になると思った。自動削除システムが導入された暁には、多重登録のキーワードはスタッフに通知して削除してもらうことになるのだろうか。しかしそれだと、手間を減らしたいつもりで自動削除を導入したはずのスタッフの手間が、かえって増えてしまう。それとも、「多重登録キーワード」とかいうはてなダイアリークラブを作って、有志がマイナス票を入れまくって殺す、という展開になるのだろうか。うーむ。

*1:これは実際に時折起こっていることである。

*2:毎日確実に2-3件は発生している。