パイプオルガンの鉛フリー化?

教会の楽器としておなじみのパイプオルガンのパイプは、オルガンメタルという鉛と錫の合金でできているのだそうだ。
一方、鉛といえば、近年の環境規制の高まりによって、様々な工業製品から追い出されつつある物質であり、この環境規制のせいで、ハンダに鉛が使えなくなったくらいである。
環境規制を先導するEUの域内のそこらじゅうに、鉛の塊のような楽器を擁する教会が建っているのはものすごく矛盾していて面白い(腹はそれほど立たない)。彼らはオルガンメタルを鉛フリーな別の金属に置き換えて環境と健康を優先させるのだろうか、それとも、そういう面倒なことは行わずに文化遺産の保護を優先させるのだろうか。