ようやく、親離れ?

自分の親(とくに父上)が相当に狭い価値観の持ち主であることに、改めて気づいてしまった。だって話を聞いてたら、世間でわりと当然に行われている(らしい)様々な事柄(借金をこさえて旅行に行くとか、夜更かししてオリンピックの試合を見るとか。僕もそのような行為はあまり褒められないと思うけど、それでも)を、あまりに簡単に、バッサバッサと切り捨てまくってるんだもん。本当に品行方正すぎる親だ。もしも会社で隣の席の同僚があんな会話をしてたら、「ああ、ものすごい偏狭な人なんだなぁ」と考えるに違いない、そう気がついて、びっくりした。「かりにも自分の親に対してそういうことを考えてはならない」という制約が、ようやく外れたらしい。
「そうだ、僕がこうなっちゃたのは親のせいなんだ……」と続けるのはあまりに簡単だけど、それは止めておく。
あと、変に「親孝行しよう」とか思わなくなったおかげで、かえって親とうまく距離を取れるようになりつつあるような気がする。やはり僕はイデオロギーに囚われがちな観念くんなのだ。なんだ結局、僕の方こそが親離れできていなかったってことじゃんよ。ていうかやっぱり僕は、本来10代のうちに悩み終えているはずのことどもを、10年以上遅れて、ようやくいちいちあれこれ悩み始めているような気がしてならない……。
(なんだか分かりづらい記事ですみません)