切手収集って何が楽しいの?

僕は切手収集なんてしたことはないんだけど、はたから見ていて少し気になったので事情を調べてみたらもっと気になるようになったことを書いてみる。
かつて世界各国の郵政当局は、コレクターなんてものがいるとは全く考えないで切手を発行していた。コレクターの都合など全然考えずにデザインに頻繁なマイナーチェンジを施したり、あくまでウケ狙いではなく切実な必然性によって変てこな切手を発行したり。で、集める方は、それらを収集・分類して、あれやらこれやら当局の内実を推理して楽しんだりしてたんじゃないかと思う。そういう方向で楽しむのなら僕も面白そうだと思う。
ところが最近はどうだ。切手は金になると発行側が気づいてしまったせいか、発行側が変な色目を使うようになってしまったではないか。「ふるさと切手」とか外貨獲得のための変わり種切手とか*1。郵政当局は切手なら何でも買ってしまうマニアどもにスポイルされているんじゃないか。そして集める方も集める方だ。最初から全部周到にスケジューリングされているものをただ「おくちあーん」してもらうだけ(のように僕には見える)。それって面白いの!? (そんな楽しみ方などしていない! というファンの皆様にはごめんなさい)
だから、各国の郵政当局は切手ヲタどもにもっと冷淡になるべきなんだと思う。

*1:話はそれるが、トンガが*.toドメインを切り売りしているさまにはまるで切手を扱うかのような手つきが感じられる。