反戦とか憲法とかについて考えてしまった

昨日の変な本のせいで、勤務中ずっと反戦とか憲法とかについてぐるぐる考えてしまった。順不同で箇条書きする。まあ時節だしよしとするか。

  • 「権力は本音では常に国民をいじめたくて仕方がない」という信念がそれなりに普及していた/いるらしいというのはすごいことだ。あ、昨日の本の著者は、どうも男性不信が激しそうなので、同時に「男は本音では常に女をレイプしたくて仕方がない」とも信じていそうだ。両者は構造としてパラレルだ。
  • 憲法とか三権分立とか、そういう近代国家の根幹とされているもの自体が「国家は悪」という観念の産物だったりするんだよなあ。そのくせ右の人は「日本は中国とかと違って法治主義だ(だから日本の方がエラい)」とか言うんだよな。へんなの。
  • いっそアメリカは日本に「ごめん、憲法、変えて」と言ってくれればいいのに。
  • 軍国主義の反動が戦後民主主義(というか戦後反戦主義)。戦後民主主義の反動が元のモクアミの現状。正反対の正反対だから、全く元通りになってしまう。 「反戦←→軍国」以外の軸が必要なんだと思う。そうでなければいつまでも同じ線の上を行ったり来たりするばかり。とりうる思想のベクトル空間が1次元しかないとは、まさに「次元が低い」。真ん中でうまいこと止まるという手もあるけど、そこは不安定な解なのかもね。
  • どんな理想を掲げても、情に訴えるという方法論に固執する限り、その理想はよくて二代しか続かない。
  • 外国の一般市民は、たぶん戦争になっても町内会のじーさんに理不尽なビンタなんて張られないから、「平和憲法の理念」なんてはじめから必要ない。
  • 「日本人が軍隊を持った場合、将校は必ずドキュンの集団になる」を証明あるいは反証せよ。
  • google:自衛隊+イラク+派兵。派遣反対派にとってさえ、「自衛隊は兵隊」というのが既成事実になっちゃってる。