と資本主義

id:Ririkaさんに発し、id:sujakuさんのところでまとめられた件に寄せて、乗り遅れ気味ながらも一文。
かつて僕が色好みの道を憎むこと、それはあたかもマルクス・レーニン主義が商売を憎むかの如きであった。
しかし礼節は資本主義のもとでのみ発達する。「より儲かるだろう」という身も蓋もない理由が店員の礼儀を正すように、「よりモテるだろう」という身も蓋もない理由が人の容貌とか言動を美しくする。
そこが分からなくなると、どこまでも横柄だった旧共産圏の「店員」の如く、人の容貌やら言動やら礼儀やらはどこまでも適当なものになる。敢えて言うと、秋葉原に屯する人々の相当数は、そんな風にしてあのようなテイタラクになったのではあるまいか?
20代も終わる頃にしてようやく「反モテ主義」の非に気づいた自分は、全くもって冷戦終了直後の東欧人のようだと思ったりもする。