カブトムシにやすりがけ

職業としてソフトウェアという形のないものばかり作っていると、形のあるものを工作したくなる。そこで3週間くらい前にアルミニウム製のカブトムシの模型を買ってみたのだが、思わぬところで難渋している。
模型の部品はアルミ板をプレスで型抜きしただけの状態で提供されているので、バリ取りをしないと組み上がらない。そして、バリ取りのために、模型には6-7cm角くらいの大きさの紙やすりが同梱されている。ここで常識的に考えると、組み立てができ、かつバリで指を切らない程度にやすっておけば済む筈なのに、無駄に凝り性の自分は、部品1点につき、ついつい30分くらいやすりがけをしてしまう。同梱の紙やすりはたちまち擦り切れ、僕は紙やすりの買い足しをしなければならなくなった。
ひたすら紙やすりで部品を削るのは辛気臭くてやりたくない、でもやすりがけは完璧に仕上げておきたい。この相反する感情が綱引きをした結果、週に1-2回程度、思い出したかのように部品数点をやする(1回あたりの所要時間は1-2時間)という状態になっている。完成はいつのことになるのだろう。