新聞拡張員に気を許すな

普段、心当たりのない来訪者は全部黙殺している自分だが、さっき、うっかり新聞拡張員に対してドアを開いてしまった。「(読売新聞の販売所の)引越の挨拶に来ましたー」だとよ(もちろん括弧内は発声しやがらない)。憮然とした表情をしている僕に、なにやら新聞のロゴの入った袋やらよく分からない割引券やらを押しつけてくる。1分くらい適当にしゃべらせたのち、僕は突如ちゃっかりとドアを押さえている彼の肘を強引にはねのけ(新聞拡張員のような市民の敵に対して失礼などあるものか)、もちろん謎の割引券とかも全部返上したうえで、「とにかくいりません! ごめんなさい!!」と叫びつつ、ものすごい勢いでドアを閉めてやった。今後僕がどういう復讐に遭うかは分からないが。