自薦キーワードの話(3) - ガイドラインへの加筆の動機

id:another:20050508:1115572272で予告した件の続きです。
遅ればせながらid:kanose:20050507#keywordさん、およびid:kokoroshaさんへ、「キーワード作成ガイドライン」に改訂を加えた者として、その改訂の動機について説明の義務があると感じたので説明しておこうかと存じます。
g:beta:id:another:20050329#1112052934のような提案を行い、さらにそれに基づいて(加野瀬さんにとっては手遅れながら)g:beta:id:another:20050406#1112796887のように実施したのは、いかにも主にid:jounoさんがid:kanose:20050507#cで挙げたようなケース、つまり「普通のサラリーマン*1のひとで、友達向けの日記のホームページを作っているような人が、自分の履歴とか趣味とかを書いたキーワードを作」り、それが即座に大幅にスコアを沈められ、あるいは削除予定に出される*2ことについて、実際に読まれるかどうかという実効性はともかく、前もってガイドラインで予防線を張っておき、不用意な登録によって起こるトラブルをなるべく少なくしたい、というものでした。実際、これを提案しようと思い立った2月頃には、そのようなケースが毎日1件くらいの割で存在したのでした(最近はだいぶ減っていますが、ガイドラインによるものかどうかは定かではありません)。しかし、後になってガイドラインを読み返してみたところ、自分が加筆するまでもなく同趣旨の文言が既に第11項に存在し、屋上屋を架してしまったかな、という反省はあります。
ところで、上と同じところでjounoさんがおっしゃった「anotherさんの文面はたしかに同人作家とかマスな知名度はないが不特定多数相手に活動しているひとまで含むように読めてしまいますが、そういうひとを含む意図はなくて」というのは、ちょっと買い被られております。いま胸に手を当てて思い出したところによると、例えばインディーズのバンドは許容するけれども、インディーズデビューすら果たしていない路上パフォーマーとかの登録は排除してやろうという「了見の狭い」意図が確かにあったので、ここに告白します。現状でのガイドラインの文言がそれをも規制するようであり、そしてそれがまずいというのであれば、さらなる改訂が為されることにむろん異存はありません。

*1:another注: 要するに、表現を生業としていない人のこと。サラリーマンとは限らないかもしれない。

*2:実際に手を下しているのは僕自身であることが少なくないので、この記事で述べている事象自体がある種のマッチポンプであるという非難は可能かもしれません……。