萌えるオンドゥル語 もえおん、あるいはネタ捕捉のためのキーワード

国史の時代、蜀の名将・諸葛亮孔明は、国の安泰を考え、不毛の地、疫病の地といわれる南蛮の地に深く進軍した。 結果は歴史の通り、孔明率いる蜀軍の圧勝で南蛮を平定できたのだが、当時南蛮軍で使用されていた暗号が、孔明ですら結局のところ解明できなかった。 この暗号の発案者が「穏堵婁(おん・どるう)」と言う名前で、南蛮王の側近の一人であった。 南蛮平定後、孔明はその解読のしにくさから穏堵婁を高く評価し、以降重要通信文はすべてこの暗号・穏堵婁語が使われたという。解読の困難さは、文化大革命(1966年)に至る近代まで使用されていたという記録があり、いかにこの暗号が優秀だったのかがわかる。 なお、現代においても聞き取れない言葉のことを揶揄(やゆ)して「オンドゥル語」と言うのも、もちろんこの穏堵婁語から来ている。

民明書房刊「歴史に埋もれた言語―日本語はアメリカ産だった?」より

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そうそう、こんな感じのネタを捕捉したくて、「民明書房」を登録したのでした。