ラブロマとか

だから逆に、このマンガを消費していると思われる、若い読者(オトコノコ)のことを考えると、何だか深刻な気持ちになってくるのだ。「ラブロマ」の健全さというものは、少年マンガ的ラブコメの理想を、可能な限り突き詰めた結果であろう。それは現実という地平からの、帰還不可能な乖離を意味する。

実に恐ろしいと思う。いかにも僕はつい去年までこんなオトコノコだったからだ。しかも手を握ることさえ潔しとしない重症の人だった。
このまま自分が何も変わらないまま30になり40になるとどうなってしまうか? 特にネットには、そこらじゅうに未来を占う例がゴロゴロしている。そして15年くらいしていきなり最強伝説黒沢*1みたいにあたふたしちゃったり。今の僕をつき動かしているのはそのような恐怖感だ。

*1:実は現物を読んでません。ほれきた二次情報!